転職向け履歴書の書き方【人事が会いたくなる履歴書】

転職の履歴書について

転職サイトで企業に応募し、「さあ俺の転職活動の始まりだ!」と意気込みます。気合が入り、転職者のみなさんが次にすることは、履歴書を書いて応募企業に送付します。 履歴書は新卒の就職活動で書いた人がほとんどだと思うので、簡単に書けると考えているかもしれません。しかし転職活動の履歴書の書き方は、新卒時の書き方とは異なる点がいくつかあります。どういった部分が事なのでしょうか?

履歴書の書き方

転職の履歴書に書く項目は以下の通りです。
  • 一般的な個人情報
  • 学歴
  • 職歴
  • 資格
  • 志望動機
  • 本人希望欄
新卒時の履歴書では自己PRや学習内容、長所・短所など、自分をアピールする項目があるのに比べると、転職時の履歴書は自分の現状を端的に記載する内容になっています。 履歴書は、人事が「この人と面接で会いたい!」と思わせないといけません。自分の現状を書くだけなら、そう難しくないと思うかもしれませんが、1つ間違えると、「この人とは会わなくていいや」と思われます。 誤字、脱字はもちろんのこと、必要な個所が空欄になっている時点で不採用が確定します。 書類選考段階で不採用にならないよう、当記事では企業の人事が会いたくなる履歴書の書き方を紹介します。是非参考にしてください。

各項目の書き方

履歴書の書き方紹介の前に、書く上で最も重要なことを述べます。決して誤字・脱字をしないこと、書き終わったら最低2回は見直して記載ミスがないかチェックを行うことです。 そんなことは当たり前だと思うかもしれませんが、履歴書は半ば公的文書と同じように扱われます。そのため誤字・脱字がある履歴書の提出は、「私は責任を持って仕事をしません」と自分で述べているようなものです。もちろん人事はそんな人を雇用しようとは思いません。 特に個人情報、学歴、職歴、扶養家族有無に関しては故意でなくとも間違いが発覚した場合、詐称として内定を取り消されますので特に注意してください。 それでは履歴書の各項目について、人事の目に留まる効果的な書き方を紹介していきます。

一般的な個人情報

名前、住所、電話番号、性別、顔写真の添付が基本です。ここでのポイントは「ふりがな」です。住所は漢字、ひらがな、英字、数字は混じっているため、ふりがなでどう書くのかと悩む方も多いと思います。 まず履歴書の欄に「ふりがな」と記載されていたら「ひらがな」で、「フリガナ」と記載なら「カタカナ」で書いていくことを覚えてください。そして数字はそのまま、英字は「A」ならば「えー」と書きます。 以下に例文を載せます。
例:東京都杉並区1-1-1 NewApart101号 とうきょうとすぎなみく1-1-1 にゅーあぱーと101ごう
個人情報の箇所で一般常識があるか確認する場合もあるので、気をつけてください。

学歴、職歴

学歴は高校卒業から書いていきます。日本では高校から留年となる場合があるため、転職者がどのような過程を経て教育を受けてきたか確認するためです。 職歴は「○○株式会社 入社」と書き、その直下欄に「営業部 海外販売チームに配属」と記載します。これまでどのような経験、スキルを積み重ねてきたのか、人事に知ってもらうためです。すでに退職している場合は、「一身上の都合により退職」と記載しましょう。

資格

現在所有している資格を全て書いてはいけません。受けようとしている会社で、使えそうだと考える資格のみ記載します。例えば、普通自動車運転免許はどのような会社であっても使う機会があるとので、必ず記載します。

志望動機

書くのに最も悩む項目ですが、人事が最も気にする箇所でもあります。ポイントは求人を確認し「どのような人材を求めているのか」、「なぜ貴社なのか」を抽象的な表現を避けて具体的に書きます。特に過去の経験と絡めると良いでしょう。 構成としては、最初に「貴社の~に興味を持ち(で働きたい)応募しました。」と結論を書きます。その次は、結論にいたった理由を具体的に記載します。最後はこれまでの経験、スキルを貴社でどう活かすかアピールして締めるのが基本です。

本人希望欄

ここは職種、待遇面など自身の希望を記載致します。正直な気持ちを記載しても構いません。 年収が400万円欲しいなら、「希望年収:400万円」と記載します。ただ、こちらからの要望だけ押し通すのは問題があるので、記入欄の一番下に「ただし内定を頂いた場合、貴社規定でお願いいたします。」と、貴社に従いますという面も見せておきます。

まとめ

転職の履歴書は現状を人事に伝えるため、誤字・脱字をゼロとした書き方が求められます。 企業の人事に、今の自分自身を知ってもらうため、正確な情報を記載し、転職活動の第1歩を踏み出してください!