転職活動の面接において必ず聞かれる質問が「志望動機」です。
志望動機を聞かないなんてことはまずないでしょう。
また、志望動機が明確で且つ上手く伝えることができると、非常に好印象でありその後の話もスムーズに進むことが多いです。
志望動機とはシンプルに「あなたがなぜうちの会社で働きたいのか」その理由を聞いているわけであり、簡潔にポジティブな言葉で伝えることがとても重要となってきます。
会社が一人のスタッフを雇うということは、年間に何百万円という投資をあなたにする為、単に「給料が高そうだったので御社を希望しました」なんて答える人に投資しようと思いますか?
面接官の立場になって考えてみると自ずと答えも見えてくると思います。
今回はその志望動機の伝え方における重要なポイントを3点お伝えします。
- わかりやすく簡潔に
- 会社に入って何がしたいのか
- 与える意識
ポイント①わかりやすく簡潔に
これは面接において全ての質問に対する受け答え方として共通していることですが、難しく長々と伝えると結局何が言いたいのかがわからず印象がマイナスになってしまいます。
文章だとしても、文字に限りがあれば、面接にだって当然時間に限りがあります。
具体的には、
志望動機は自身の経験を活かすことで御社に貢献できると思ったからです。
と、結論を先に述べ
具体的には、自身の経験と強みでもある企画力を御社の新規事業開発のプロジェクトに貢献することでより事業を拡大させることができると思ったからです。
と、根拠を述べ、
企画力だけでなく、今はwebアプリ開発にも今は取り組んでいる為、両方の強みを組み合わすことで新たなサービスを生み出し、御社に貢献して参ります
と、最後にまた、結論に戻る。
といったイメージです。
少し内容としては簡易的ですが、伝え方としては相手にわかりやすく入ることができます。
結論
↓
具体例と根拠
↓
結論
この流れを意識するだけでもだいぶ伝え方の印象は変わってきます。
ポイント②会社に入って何がしたいのか
履歴書や職務経歴書はあくまで過去の経歴や実績です。
勿論、実績も大事ですがその自身の過去や実績を活かしてこれからどうしていきたいのか、さらに言うとその会社で何ができ、何をしたいのかを明確にして志望動機に加えることができるとさらにいいです。
大事なのは過去よりもこれから先をどう見ているのかです。
まずは単純に自分が希望する会社に入ったことを想像して、そこで自分が何をしたいのか想像してみましょう。
少し現実的でなくても大丈夫です。純粋に自分がワクワクするようなことでも大丈夫です。その際大事なのは、なぜ自分がそうなりたいのかをしっかりと考えることです。
自分は社長になりたい
↓なぜ?
お金持ちになりたいから
↓なぜお金持ちになりたいのか?
生活に余裕をもって生きていきたいから
↓では、なぜそこの会社の社長でないとダメなのか?他の会社の社長ではダメなのか?
うーん…
といったように、答えに詰まったりします。
そうすると明確な志望動機が何なのかを考えることができます。
お金の為なのか、私生活の為、お客様の為、社会貢献の為、色んな思いがあると思います。
その「なぜ」を深堀していくことで自分はなぜここの会社で働くことを希望しているのかが見えてくると思います。
ポイント③与える意識
自分は希望する会社にどんな事を与えることができるでしょうか。
自分を採用することで御社にとってこんなメリットがあります、自分はこんなことを御社にプレゼントすることができるんです。と自信を持って伝えることができますか?
そこが一つでもあれば志望動機の伝え方として非常に好印象です。
具体的には、自分が希望する会社では労務経験があるスタッフを必要としている。
その為、社労士の資格も持った自分が御社にて働かせて頂くことで、より労務環境を整えることができ、今いるスタッフに対しても労務関連の業務に関する指導教育も行い、スタッフのレベルを全体的に底上げすることができます。
少し極端な例ですが、これだけ自信のあったことを持ち合わせていれば、当然採用となるでしょう。
志望動機の中に、「自分がこんなことを与えることができ、御社の力になるのです」というものがあると、非常に好印象です。
志望動機に「御社の企業理念に惹かれたからです」「社長の考えにとても共感したからです」と伝える方もいますが、非常に浅はかな志望動機に聞こえてしまいます。
「それであなたは結局何がしたくて、何ができるの?」
となるからです。
自分がその会社に対してどんなことを与えることができるのか考えてみましょう。
まとめ
以上が志望動機を伝える時のポイントです。
志望動機は面接の序盤で聞かれる質問です。
つまりそこで印象がマイナスになってしまうと、その後に巻き返すのはなかなかの至難の業になってしまいます。
だからこそ、面接を受ける前の時点で志望動機などの大事なところに関してはしっかりと準備をしましょう。