理由①ネガティブな転職理由が多い
現実的な事を申し上げますと、大半の人の転職理由は本来ネガティブな気持が基にあります。 具体的には、「残業が多すぎる」「給料が少ない」「人間関係が良くない」等、ネガティブな環境や現状を変えたいから転職を決意していることが多いです。 勿論、中にはより高みを目指して自分を成長させたいというような意識の高い前向きな気持ちもあるかと思いますが、それは面接の際に自分の言葉で伝えることができればいいだけの話であって、無理に書面にまとめる必要はありません。 もし仮に、履歴書や職務経歴書にネガティブな転職理由を記載すれば、それだけでマイナス印象になりますし、場合によっては書類選考で落とされることだってあります。 基本的に履歴書や職務経歴書には転職理由を記載する欄がありませんので記載する必要はないと言えるでしょう。理由②書き方によっては正しく伝えることが難しい為
転職活動にて提出するような書類において、「簡潔にわかりやすく」ということがとても重要です。 その際、限られた文章の中で簡潔に自分の転職理由を記載するとなると、場合によっては間違った印象を与えてしまう可能性もあります。 上記でも述べたようにネガティブな転職理由を前向きな印象を与えるような形で文章に工夫を凝らして記載したとしても、簡潔にまとめるのは難しく、複雑な文章になってしまうことが多くあります。 本人は前向きな気持ちでまとめたものであったとしても、受け取り側の印象が全てであり、マイナスな印象を与えるリスクがあることを考えると、転職理由を無理に文章とする必要はありません。ポイント③無駄な時間を省く為
希に真面目な人ほど、記載する必要がないにもかかわらず、無理矢理に転職理由を履歴書などに記載してしまう人がいますが、記載する必要がないことに難しく考えて時間を割いてしまうことは非常に残念です。 企業にもよりますが、履歴書を求められた時のレスポンスの早さを見られている場合もありますし、正確な書類を早く提出することに越したことはありません。 特に中小やベンチャーなどの従業員数が少ないような企業であれば尚、履歴書が送られてくるスピード感やメールのやり取りもみられていることがあります。 そのような場合に、必要のないことに時間をかけてしまうことは勿体ないので無理に転職理由を記載する必要はありません。 以上の3点が転職理由の書き方における注意点ではありますが、とは言え企業によっては転職理由を記載するよう求められるケースもあります。転職理由を記載する場合は前向きな理由に印象を与えることができるよう言葉選びに注意しよう
具体的な例では以下です。
✕ 残業が多く、休日出勤が当たり前な職場だったから
◯ 業務効率化を高めることができる職場にて、スキルやパフォーマンスを高めたいから
✕ 給料が低いから
◯ 年齢に関係なく、自身の結果が評価される成果報酬型である仕事で自分を発揮したいから
と言ったように、言葉を変えるだけで相手に与える印象は全く変わってきます。