長所も同時に言い含めよう!
仮に短所があったとして、それを正直に言って相手がどのように取るかは永遠にわからないままです。 不採用になってもその理由は教えてくれませんからね。 となると対処法を考えるのは自分ひとりとなり、客観的な意見が見えてこないという問題に直面します。 ですが、ここで有効となるのは長所も伝えるという方法です。 以下でその方法を2つ見ていきましょう。1.身近な出来事に絡めてさりげなく長所をアピールする
短所は裏返せば長所と言われます。 たとえば、「せっかち」であることは必ずしも物事を待てないというデメリットだけでなく、仕事に置き換えれば「仕事が早い」、「納期を守れる」などのメリットにもなりえますよね。 この長所の方をさりげなくアピールします。身近な出来事に絡めるなら、
「私の短所はせっかちなことです。学生の頃、レポート提出の期限が設定されるとその日までに書かなければと焦ってしまい、書き終わるまで気が気でないことが多々ありました。」
こんな風に言います。ここまでは短所ですが、それに逆接を付け加えて長所に変える一言を追加します。
「ですが、この性格が功を奏して今までに提出期限を破ったことはありません。」
これなら、仕事においても納期は守る責任感の強い人だと面接官に思わせることができます。特に納期に対してシビアな仕事である場合には歓迎されるでしょう。
ちなみに、身近な出来事と指定したのはその方が自慢っぽくならず、面接官もシチュエーションを想像しやすくなるからです。
できるだけ具体的な出来事に絞りこみ、多くの人が経験する状況を取り入れてみてください。
2.短所を直す努力を長所としてアピールする
短所の逆転をして長所にする方法の他には、短所を直そうとどんな努力をしたか、それ自体を長所としてアピールする方法があります。 これについても例を挙げると、たとえば
「私は友人にせっかちであると指摘されます。特に移動時間が億劫で、早く目的地に着かないかと常に考えてしまいます。」
最初はやはり結論から言って自分の短所を明らかにします。そして、
「この短所を直すべく、最近では移動時間に今勉強しているプログラミングの本を読んで時間を効率良く使うようにしています。」
このように、その短所をどのように直そうとしているかを追加します。これだけでも、自分に不利な情報を相手に教えるのみでは終わらず、逆に有利な情報へ変えて返すことができます。
面接官が転職者に短所を聞く目的は様々ですが、1つはその人の人となりを知りたいと思っている時、もう1つはこの不利な質問をどのように切り抜けるか知りたい時です。
面接官側からすればこの両方を一度に聞けるチャンスとなるため、答えは非常に重視します。
となれば、応募者側も特に自分に不利となる答えにくい質問に対して耐性を付けていく必要があるでしょう。
正しい返し方を知っていれば怖くはありません。
まとめ
転職をする際、自分の短所をどのように言うのが正解かわからないと不安ですよね。 今回はそれを逆手にとってちゃっかり長所もアピールする方法を2つご紹介しましたが、参考になるものはありましたか? 「具体的なシチュエーション」で、「さりげなく長所を紹介」する方法なら短所を聞かれてもうまく切り抜けられるはずです。長所と短所をうまく伝える方法を以下の記事でも詳しく書いていますのでこちらも参考にしてみてください♪
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