「転職しようと思ってるけど、上司になんて伝えよう」
「なるべく円満に退社したいけど、上手い伝え方はないかな」
会社を辞めることを決意したり、もしくは無事に転職先が決まると、次にぶつかる問題は「会社の上司に、なんて転職理由を伝えるか」ですよね。
転職理由がポジティブならともかく、「人間関係」とか「給料や待遇」のこととなると、そのまま伝えて良いものか…。
正直に伝えたことで、希望通り退職できなかったり、人間関係が悪化してしまったり。
誰だってこんな状況は避けたいはずです!
この記事では、「転職を考えている人」や「実際に転職が決まった人」に向けて、
- 転職理由の伝え方と回答例
- 転職理由を伝える時の注意点
こんなことをご紹介していきます!
転職理由の伝え方と回答例
まず、転職理由の伝え方のポイントを解説していきます!
結論から申し上げますと、ポイントは「前向きな理由を伝える」ことです!
なぜ前向きな理由を伝えると良いのでしょうか。
それは、納得と応援を得られるからです。
「転職理由を納得してもらう必要あるの?」という声が聞こえてきそうですが、納得してもらった方が絶対に良いです!
納得されないと、執拗な引き留めや人間関係の悪化に繋がる可能性があります。
逆に納得があれば、自分の決断を応援してもらい、円満な退職が可能でしょう。
では、具体的に「前向きな理由」とはなんでしょうか。
以下に回答例とともに書きますので、参考にしてみてください。
キャリアチェンジ
「元々〇〇業界にて働いてみたいという思いがありました。
今の仕事はとてもやりがいを感じていますし、ここまで育ててくださり感謝しています。
ですが、やはり〇〇業界で働いてみたいという気持ちが強いことに気づき、退職を決断しました。
自分都合でご迷惑をおかけしますが、〇〇(日付)にて退職させていただきたく存じます」
スキルアップ
「自分の将来を考えた時、新たなスキルを身につけ、能力の幅を広げたいという思いにいたりました。
今の仕事はやりがいがありますし、未熟な私を育ててくださったことも感謝しています。
ですが、この先のキャリアを考え、新たな挑戦をするために退職を決断しました。
自分都合でご迷惑をおかけしますが、〇〇(日付)にて退職させていただきたく存じます」
以上が回答例になります。
また、前向きな理由とともに、会社への感謝も伝えましょう。
前向きな理由かつ感謝の言葉があれば、上司や会社側としても応援したいという気持ちが強くなるからです。
転職理由を伝える時の注意点
ここからは転職理由を伝える時の注意点をご紹介します!
1.嘘をつかない
とにかく辞めようと、病気や結婚などの嘘をつくことはオススメしません!
嘘がばれてしまった時、円満退職はまず難しいでしょう。
嘘をついてまで辞めようとする姿は、心証を悪くしてしまいます。
「辞めるからどう思われてもいい」という気持ちもあるかもしれません。
ですが、いくら辞めるとはいえ、辞めるまでの期間を嫌な思いで過ごしたくはないですよね。
退職までわずかだとしても、あえて居心地を悪くする必要はありません!
平和に退職するに越したことはないでしょう。
2.退職時期と話すタイミング
円満退職する上で、ここも大事な点です。
ポイントとしては、以下の通りです。
- 退職時期は繁忙期を避ける。
- 退職の話は終業後にする。
「繁忙期を避ける」というのは、転職時期によっては難しいかもしれません。
ですが、可能なら繁忙期は避けましょう。
退職には必ず引き継ぎの問題が発生します。
事務的な処理を円滑に進める上でも、繁忙期を避ける方がよいでしょう。
「退職のお話」については基本的に終業後にしましょう。
間違っても始業直後に話さないように!
どんなに前向きな転職理由だとしても、退職の話は暗いものです。
特に話を聞く上司は、少なからずストレスを受けます。
もし自分が朝からそんな暗い話を聞かされたら、嫌な気持ちになりますよね。
「早く伝えてすっきりしたい」と思っていても、グッとこらえましょう。
相手への礼儀として、終業後に伝えるのがベストです。
まとめ【転職理由は前向きに伝えよう!】
ここまで「上司への転職理由の伝え方」について書いてきました。
転職する上で、まず転職先を決めることが一番大事です。
ですが、いざ転職する時に「今の会社を円満に退職すること」も大事ですよね。
今の会社で嫌な思いをしていたり、言いたいことがある人は「最後に思いっきりぶちまけてやろう!」と思うかもしれません。
しかし、一番大事なのは転職してからの未来です!
もう辞める職場なのに、不要なストレスを抱えてまで、不満を伝える必要はありません。
気持ち良く今の会社を退職して、新たな職場で新しいキャリアを築いていきましょう!