転職活動をする際、厄介になってくるのが面接結果が出るまでに時間がかかることです。
これが早ければ、もし落ちたとしてももっと効率良く次の会社へ応募できるので、待っている時間を悶々と過ごしている人も多いです。
ここでは、なぜ面接結果が出るのが遅いのかについて掘り下げていきます。
他の応募者との比較に時間がかかっている
転職活動をしている多くの人は、「たった数十分の面接をしただけなのになぜこんなにも結果を出すのに時間がかかるのだろう」と疑問に思っています。
しかしこれは、そこまで面接内容を吟味しているわけではなく、単に他の応募者との比較作業に手間がかかっていることがほとんどです。
応募者が多い場合はすべての面接が終わるまでに時間がかかる
もし、応募者の多い会社の面接を受けた場合であれば、特に最初の一次面接で結果が出るまでにかなりの時間を要する場合があります。
応募者が多いとそれなりに時間がかかり、書類審査を通過した人達全員を見なければならないからです。
もしあなたが面接をする最初のグループだとしたら、その一次面接を書類通過した全員が終わるまで待たなくてはなりません。
その事情を知らないと、結果が届くのが遅く勝手に落ちてしまったのだと落胆することになってしまいます。
逆に全員を待たずとも結果を出す時というのは不合格の時が多いでしょう。他の人と比べるまでもないという事ですからね・・。
同レベルの人の面接に時間がかかっている
応募者はそれほど多くなくとも、書類審査で甲乙つけがたい2人がいたならばその面接で時間をくってしまっているかもしれません。
面接でどのような人柄かを見て、どちらを取れば会社に利があるか話し合っているのです。
やはり社内の事情を知らないことには結果が出るまでやきもきしてしまいますが、応募者としてできることはできるだけ冷静に結果を待つことだけです。
これだけ時間がかかっているということは、ただ会社が怠惰なのではなく、しっかり公平に評価しようとしている結果だと意識してみましょう。
転職の面接結果はいつ頃来るのが普通なのか
面接結果を待っている間は気が気でないという人もいるでしょう。
いつまでに連絡しますと言われていても、ギリギリまで連絡が来ないなら落ちたと思う人もいます。
人事担当者に向け、リクナビネクストが行った調査にこんな質問が含まれていました。
「面接結果の通知は、面接終了後どのくらいで行っていますか?」
この結果として、最も多いのが「7日以内」でした。
56.7%の人事担当者が1週間以内には結果を通知しているそうです。もしどうしても不安感が大きくなるようなら、1週間を目途に過ごしてみましょう。
「黙とう」と言って落ちた場合に連絡すら来ない会社もあるため、結果が出る期限がはっきり決められていない場合もあります。
このような時などには、1週間経っても来なかったら切り替えて次の会社に行きましょう。
結果を待っている間には、自分なりに面接を自己分析してどこが良かったか、どこが悪かったか、悪いところがあれば改善点はどこかを考えてみることをおすすめします。
まとめ
転職に向けて頑張っているのに、面接結果が出るのが遅いと精神衛生上よろしくありません。
けれど、その時の自分にできることはただ待つことだけ。その不安を少しでもなくせるとすれば、「なぜ会社は結果を出すのにこんなにも時間がかかっているのか」、それを知ることでしょう。
時間がかかっている理由さえわかれば随分気持ちも楽になるものです。
「もしかしたら応募者が多くて自分は早くに面接を終えたのかもしれないな」、「同じレベルの人がいて会社がどちらを取るか臨時で面接をしているのかもしれないな」、こんな風に捉えられれば心に余裕が出てきます。