ネガティブな退職理由をポジティブに変換して答えよう!
中には前職を退職したのは更なるキャリアアップのためなど、ポジティブな理由もあるでしょう。 しかし、辞めたからにはそれなりの不満があるはずです。 これをただ面接官に伝えるだけでは不平不満を伝えただけで終わってしまい、印象が良くありません。 これを、ポジティブな退職理由へ変えていきましょう。不満についてどうアクションを起こしたかを明示することで良い印象を与えよう
たとえば、前の会社を辞めた理由が「仕事内容が合わなかった」だとしましょう。 そして転職活動で前とは別の業種や職種に応募するとなると、退職理由には少し工夫が必要です。 この「仕事内容が合わなかった」という不満を、どのように解決しようとしたかを述べるのです。 「異動を希望したものの受け入れてもらえなかった」、「同僚と上司に相談したが会社の経営が苦しく思い通りに行かなかった」など、自分が不満解決のために起こしたアクションを具体的に述べましょう。 結果は残念だったけれど、こんな行動を起こしたと相手に伝えられればその過程が評価される確率が上がります。 これなら、ただ不平不満を言っているという印象は避けられます。 ちなみに、本当は具体的な行動を起こしていなかったとしてもこれは多少創作してしまっても構いません。 「面接は演技の場だ」、こう表現する人もいるくらいです。 もし、「わが社は何番目の希望ですか?」と聞かれて本心の「第8希望です!」と答える人はいませんよね。 面接は多少の嘘が必要なのです。 ただ、完全な嘘だと見抜かれてしまう場合もあるので少し盛るくらいがちょうど良いです。退職理由を志望動機に絡めて良い印象を与えよう
ネガティブな退職理由が多い中、これだけを伝えると面接官への印象が悪くなりかねません。 中には正直に話してくれたなと感じてくれる人もいますが、そのような人ばかりではないことに注意しましょう。 そこで次に、前職の退職理由を応募している会社への志望動機へつなげる作戦をご紹介します。 相手は、退職理由がネガティブなものなら、また同じ理由で退職されてしまわないかと懸念しています。 それを感じさせないように持って行くことがコツです。 たとえば、退職理由は「キャリアアップをしたかったけれど前の会社では限界があった」としましょう。これに志望動機を絡ませるのです。
「しかし、御社であれば企画部で○○という仕事ができると聞きました。ここであれば、私の能力をいかんなく発揮できる、そう確信しました。」
退職理由の多くがネガティブなものですが、こうして志望動機を絡ませることによって次への意欲を見せるポジティブなものへ変化します。
志望動機は退職理由を聞かれる前に既に聞かれている場合もありますそれでもか構いません。
とにかくネガティブなことをポジティブに変換することが大切なのです。