- ①自分のことを自分で把握と理解をし、
- ②面接官がその質問を聞く意図を考え、
- ③自分の言葉で伝えていくことです。
ステップ①自分自身の把握と理解
まずはあなたが自分のことをどれだけ分かっているのかを知ることから始めましょう。 自己分析にも繋がる話にはなりますが、自分の長所と短所を細かく何かメモなどに書き出してみます。 その際、自分の人生を振り返ってみて、成功体験や失敗体験などを参考にしてみるといいと思います。 その体験から自分にとってどんなことが苦手と感じたのか、また得意と感じたのかを振り返ることにより、長所と短所が見えてくるヒントとなるものがあると思います。
例えば、「大学受験にて浪人をして猛勉強し、友人と遊ぶこともなく頑張ったことで第一志望の学校にいくことができた」といった自身の具体的なエピソードをまず思い浮かべます。
このエピソードを通して自分の長所を考えると、「目標志向」「「努力家」、逆に短所として、「一つの事に集中すると周りが見えなくなる」といったように、具体的なエピソードから見えてくる長所と短所だと把握もしやすいと思います。
また、友人など周りの人に自分の長所と短所を聞いてみるのもいいかと思います。
自分で思っていることと、周りが思っていることは違うことが多いですし、違う意見だからこそ客観的な見方として受け入れるべきでもあります。
自分が当たり前に行っていることが周りの人にとっては長所として見えたりもします。
自分の良さを自分だけではなかなか気が付かないものです。
ステップ②面接官が質問する意図
面接官が長所と短所を質問するその意図とは、課題意識を持ち、その課題に対してどう行動できる人間なのかをみる為です。 どの仕事をするにも何かしらの課題があり、その課題をクリアすることが仕事としての価値を高めます。言い換えるとするならば、どんな仕事も世の中の何かしら課題を解決したりする為にあります。 その為にあなた自身が自分の強みを理解し、その強みをどう活かし、且つ、自分の弱みに対してもどう向き合い、どう克服しようとしてきたのか、その「弱み」という課題に対して、どう自分なりに課題解決をしようとしてきたのかということが問われています。 面接官は常に様々な質問を通して、この人が当社で活躍して頂ける人材なのかどうかを見極める為に質問をします。 企業によって求める人材像は異なりますので、志望する企業が「自分から主体的に行動できる人」を求めているのであれば、長所として「積極性」や「主体性」を具体的なエピソードとして交えて話すのはいいと思います。 しかし、仮に求める人材像が「チームワークを大事にする人」であれば、「協調性」や「社交性」などの長所の方がアピールになるかと思います。 ただ、ここで気を付けて頂きたいのは、求める人材像に合わせて決して嘘はつかずに、自分の長所や短所を少しでも結び付けられるよう言い方を工夫してみることです。ステップ③自分の言葉で伝えていくこと
長所と短所を伝える際のポイントは、- ① まずは結論として長所と短所を伝えること
- ② 具体的なエピソードを交えること
- ③ 短所をどう捉え、どう克服しようとしたか
長所の伝え方の具体例
私の長所は、「目標志向があり、努力家であることです。短所は、一つのことに集中すると周りが見えなくなることです。」
と、結論から述べます。
「大学受験にて浪人をして猛勉強し、友人と遊ぶこともなく頑張ったことで第一志望の学校にいくことができました。」
具体的なエピソードを交え、イメージを沸かせます。
長所の答え方については以下の記事でも詳しく書いていますので参考にしてみてください
[kanren id=340]短所の伝え方の具体例
「短所として、一つのことに集中すると周りが見えなくなってしまうといったことにより、友人関係も薄れてしまった経験もあり、これから仕事をする上では周りの人との協力が必要になってくることが多くある為、目標の為に頑張る中でも周りの人との信頼関係を構築していくことも同時に意識をして、日ごろからのコミュニケーションを大事にするようにしてきました。」
といったように短所を自分でどう課題意識を持ち、解決しようとしてきたのかを話に加えると、アピールにも繋がります。
短所をうまく長所としてアピールする方法を以下の記事で詳しく書いていますので参考にしてみてください!
[kanren id=586]