転職しようと思ったきっかけがパワハラだったという方、実はかなり多いのではないでしょうか。
それくらい職場でのパワハラの問題は根深いですし、またされた人が受ける精神的ダメージも大きいです。
ただそれを素直に面接で転職理由として話していいのかどうかというと少し話が違ってくるんですよね。
ここではパワハラに悩んで転職を決めた場合に面接で転職理由を何と答えるべきなのかについて紹介していきますよ!
転職の理由が前職のパワハラと面接で伝えるべき?
面接で「なぜ転職しようと思ったんですか?」や「退職の理由は何ですか?」といった質問はまず絶対聞かれると思っておいて準備しておいた方がいいです。
ただパワハラが転職の決定打になった場合、それをそのまま伝えるべきかどうか迷ってしまいますよね。
結論から言うと面接で転職の理由を聞かれてパワハラと答えるのはやめておいた方がいいんです。
転職の理由にネガティブな内容は避ける方が好印象
転職の理由を聞かれたときは、
- 前向きに転職に取り組む姿勢を伝える
- なぜその会社で働きたいと思ったのかに繋がる内容にする
という2点が大切になります。
「パワハラが辛くて転職を考えた」というのはどうしてもネガティブな印象になってしまいます。
またさらになぜその理由で退職して面接を受けている会社に入りたいと思ったか、面接官の人に伝わるものがないですよね。
ネガティブにならない転職理由の伝え方
かといって転職理由に全くのウソを言うのも、それが見破られたときに不信感を与えてしまいます。
パワハラを受けて悩んでいたということはその裏に“こんな風に仕事をしたかったけどそれが叶わなかった”という思いが隠れているのではないでしょうか。
「営業でお客さん一人一人に丁寧で本当に役立つ提案をしたかった」や「同じチームの同僚と力を合わせて仕事に取り組みたかった」など色々あると思いますが、こういった気持ちも転職を決めた理由になりますね!
そして理由を説明するとともに「この仕事に対する思いを御社で実現したい」というように、未来につながる内容で締めくくるようにしたいです。
なぜパワハラを理由にした転職はマイナスイメージになるのか
退職の理由としてよくありそして深刻でもあるパワハラが転職の理由でなぜネガティブなイメージになるのかよくわからないという方もいるかもしれません。
でもそれはパワハラという言葉の定義が曖昧なところや、第三者から見た場合のジャッジのしにくさが関係しています。
何がパワハラかは人によって判断が変わる
パワハラという言葉を知っていても、具体的に職場で何をしたらパワハラになるのかという明確な基準はだれも答えられないのではないでしょうか。
なので自分はこんなパワハラを受けて苦しんだと説明しても、中にはそれくらい大したことないと感じる人もいるかもしれません。
必ず共感してもらえるわけではないというのは面接で話す内容としてはやはりリスクがあります。
話を聞いただけでは状況がはっきりわからない
良く知っている友達ならいざ知らず、全く面識のない人に「こんな不当な目に合った」といきなり訴えられたらあなたはどう思いますか?
同情する人もいると思いますが、それと同じくらい「そんな行動をとられたならこの人にも何か原因があったんじゃないの?」と思う人もいるのではないでしょうか。
このように面接官の人は一方から聞いただけのパワハラの話をそのまま鵜呑みにすることは少ないです。
それどころか「もしかして何か嫌なことがあるとすぐやめてしまうかも」と思われるとかなりマイナスになるので、パワハラについては黙っておく方が無難なんですよ。
まとめ
結論として面接で転職の理由を聞かれたときに前職のパワハラについて話すのはやめておきましょう。
転職の理由はポジティブでなおかつ次の仕事に繋げていけるような内容にするのが好印象を残すポイントですよ。
新しい仕事を手にするためにも転職の理由は事前にしっかり考えておきたいですね♪